アンティークレッスン 古代ローマ時代のゴールドリングを購入する前に知っておくべき事

 

古代ローマ時代のゴールドリングを購入する前に知っておくべき事

 

数千年もの時を超えて目の前に現れてくれる古代ローマの金の指輪は、現代のジュエリーにはない壮大なロマンが宿った指輪です。金という素材は数千年を経ても腐食などなく、そのままの姿で残るため、古代ローマの空気がそのままタイムスリップして目の前に現れたように感じる事ができます。

これほどに興味深く魅力的な古代ローマ時代の金の指輪ですが、正しい情報を知る事が難しいのが現実です。興味があって購入をしたくても、実際には何が良い指輪なのかわからない方が多いと思います。古代のジュエリーはとても難しい分野ですからプロフェッショナルはほんの一握りですし、良く分からない分野だからこそ贋作や価値のない作品が高く販売されていることがあるので、購入する時には慎重になって頂きたいと思います。

古代ローマの本物のジュエリーを購入する前に、いくつかの基本的なことを知っておく必要がありますから、現在のアートマーケットの動向も踏まえて出来るだけ分かりやすく説明致します。

まず最初に知っておくべきなのは、古代ローマの金の指輪は中世の金の指輪に比べて希少性は少ないということです。

例えば、世界で最も重要な個人蔵の指輪コレクション(コッホコレクション)には240個の古代ローマの金の指輪(紀元前1世紀から5世紀まで)と20個の中世の金の指輪(11世紀から15世紀まで)があります。なぜなら古代ローマ時代は中世よりも金は一般的によく使用されていたからです。また、古代ローマ時代の指輪は、多くの場合、持ち主と共に墓に埋葬され、2千年後に墓が発見されたときに、指輪もそのままの姿で発見されます。

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古代ローマの金の指輪の価値を理解するための主な基準は以下のとおりです。

 

1 – 本物か偽物か?

 

まず、これは一番最初に重要なことです!アートマーケットには沢山の偽物が出回っていますから気をつけて下さい!

私はパリを拠点に活動をしていますから、フランスの古代美術専門家との交流も頻繁に出来ますし、古代ジュエリーも実際に実物を手に取りながら、学ぶ事が出来ます。古代のジュエリーも他のジュエリーと同様に本や写真だけの情報では理解することはできません、必ず手に取る必要がありますから古代ジュエリーを理解する為にはヨーロッパで学ぶ事が必要です。

そして真贋に関しては作品をいろいろな視点から確認する必要があります。これは例えば、金の表面が摩耗しているから古代の作品である、というようなシンプルな事ではありません。本物の古代ジュエリーには贋作にはない特徴がありますが、それをお話してしまうと、フェイクメーカーがより精度の高い作品を作れるようになってしまう為に、インターネット上ではお話することはできませんが、それ以外で基本的な事をアンティークレッスンでお話させて頂こうと思っています、古代ローマフェアでは数回のレッスンを予定しています。

古代ジュエリーを理解するのに大切な事は、学んだ年月の長さではなく、正確な知識を集中して深く学んだかどうかです。古代の指輪、カメオ、インタリオの分野で私が最も信頼出来る有名な専門家であるフランス人のパートナーは、フランスで美術館、博物館の学芸員になる為の最も有名なグランゼコール、フランス国立古文書学校で研究を行い、23年のキャリアの中で何千ものカメオ、インタリオ、古代の指輪を見てきました。そしてパートナーが言うには、インターネットの普及に伴い以前よりも偽物が市場で簡単に確認できるようになってきているとのことです。

 

もうひとつの問題は部分的な偽物に関してです。

A – 石(通常はインタリオ)は本物だけれど、リングがモダンのもの。

B – リングは本物だけれど、外れてしまった石の代わりにモダンの石を留めている。

C-  石とリングのどちらも本物だけれど、別々につなぎ合わされ、最初に作られた時と同じ状態を保っていないもの。

 

2 – 時代

 

現代に残る古代ローマの素晴らしい指輪の多くは1世紀から2世紀(ローマ帝国時代初期にローマ帝国は金が豊富にある多くの国を征服し、それらの金はローマに送られた為)そして3世紀(多くの金のジュエリーが民族移動の混乱から守るために隠された為)です。

それ以上に古い指輪(紀元前2世から紀元前1世紀、共和政ローマ様式、ヘレニズム様式、エトルリア様式)それよりも新しいもの(4世紀から5世紀、後期ローマ様式、初期キリスト教、初期ビザンチン様式)はさらに希少になります。

 

3 – 状態

 

金はとても丈夫な金属ですが、潰れたり壊れたりすることもあります。その場合、残念ですが価値は著しく低くなります。ほとんどの場合は、金の台はそのまま残っていて、石(宝石やインタリオ)が無くなっているか、ヒビが入ったり、欠けたりして壊れています。金の状態が悪いのはもちろん、宝石やインタリオの状態が割れたり、大きくヒビが入っている場合も価値は著しく低くなります。古代ジュエリーだからコンディションが悪いのが当たり前なのではなく、リングもインタリオも出来るだけコンディションの良い作品を選ぶようにしましょう。

 

4 – 着用できるか否か?

 

基本的に着用できるサイズの物が高価です。小さすぎる指輪や大きすぎる指輪、中が空洞なもの、壊れやすいものは着用しにくいです、そのため、特別に美しいモデルである場合を除いて、これらの指輪の価値は低くなってしまいます。特別なモデルの指輪である場合は、着用するためではなく、コレクターの向けのものとなりますから、価値は下がりません!

 

5 – 質

 

指輪が本物である場合、価値を出すためには質が重要な基準になります。

まず、形がシンプルで、装飾がなく、特別な作品ではなく、重さが軽く、輪の中が空洞で、(エレクトラムのように)金の質が低く、石の質が悪く、インタリオの質が悪い、もしくは大きくヒビ割れていたり欠けている指輪などに非常に高い価値がつくことはありません。

言葉で説明してもなかなか分からないと思いますから、何に価値があって何に価値がないかを写真を掲載しながら説明致します。では低品質から高品質の順に進めていきます。

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古代ローマ時代、2世紀、シンプルな形、程よい重さ、悪いコンディション、大きくヒビ割れて壊れたインタリオ。金の状態も悪いですし、インタリオにもはっきりと目立つヒビが入り、価値は殆どありません。

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古代ローマ、1世紀から2世紀、 シンプルで面白みに欠けるデザイン、  軽量でサイズは小さい。

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古代ローマ、1世紀、 シンプルで面白みに欠けるデザイン、 軽量、 それほど良く無いコンディション。

 

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古代ローマ、2世紀、シンプルな形、インタリオのデザインの主題は普通でありふれたもの« junctio dextrarum»で面白みに欠けます、コンディションもあまりよくありません。

 

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古代ローマ、2世紀後半、 シンプルな形、 中品質なインタリオです。

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ガロ·ロマン、3世紀、シャンクが面白いデザインです、重量は軽く、インタリオはガラスでできています(フランスの個人蔵、ギャラリーにて販売)

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古代ローマ、 3世紀、リングに面白い装飾があります、素晴らしい色と面白い題材のコーネリアン・インタリオ、しかしリングは空洞で状態は良くありません(ギャラリーにて販売)

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古代ローマ、 2世紀、シンプルな形、軽量、 ですが、インタリオ題材は興味深いものです (ギャラリーにて販売)

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古代ローマ後期、 2世紀、シンプルな形、軽量、小さいサイズ、カメオにわずかにダメージがあります、しかし古代のカメオはインタリオよりも壊れやすく、残りにくい為に30倍程の希少性があります(ギャラリーにて販売)

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古代ローマ、1世紀、面白い形 (ギリシャ様式) 、 ベゼルの彫りとモチーフが良く、丁度よい重さで、着用可能な大きさ。ですが、このとても着用しやすいモデルにはたくさんの偽物があるので、特に注意が必要です。

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古代ローマ、3世紀、 全体にとても面白い形です、 丁度よい重さ、着用できる指輪、ベゼルには刻印があります。

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古代ローマ、1世紀、シンプルな形、 軽量、 インタリオは面白いデザインです、 着用可能な指輪。

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古代ローマ後期、2世紀、面白い形、丁度よい重さ、インタリオのモチーフは面白く、着用できる指輪。

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古代ローマ、3世紀、面白い形、丁度よい重さ、インタリオの色は良いけれどモチーフは面白さに欠けます、着用できる指輪(ギャラリーにて販売)

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古代ローマ初期、2世紀、シンプルな形、丁度よい重さ、インタリオは面白く、着用できる指輪(ギャラリーにて販売)

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古代ローマ、2世紀、シンプルな形、丁度よい重さ、着用できる指輪、インタリオのモチーフは面白いけれどごく僅かにダメージがあります(ギャラリーにて販売)

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ローマ、2世紀、面白い形、重量は重く、着用可能な指輪、インタリオの石は素晴らしく、モチーフであるテセウスは面白いです、また完璧な状態を保っています。

このモデルにはたくさんの偽物が存在するので注意が必要です。ほとんどの場合はインタリオは古代ローマ時代のもので、リングが近代(19世紀から20世紀)のものが使われています、またフェイクメーカーは22kを使用することが殆どです。

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ガロ·ロマン、3世紀、シャンクは面白い形の« pelte  » がモチーフです。ちょうどよい重さ、着用可能な指輪、インタリオのモチーフのダイアナは面白くガラスでできています(ギャラリーにて販売)

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ロマノ・ブリティッシュ、4世紀、珍しい時代のもの、玉状のフィリグリーでリングの形が面白いです、しかし、重量は軽く、指輪の状態もあまり良くなく、壊れやすいですが、総じて珍しい作品ですからコレクションとしての価値があります。翠色の石プラースのインタリオは珍しいものです(ギャラリーにて販売)

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古代ローマ、4世紀、 珍しい時代のもの、リングがフィリグリーなどで面白い形をしています、重量は軽く、ベゼルの刻印は劣化していますがコレクションとしての価値がある指輪です(ギャラリーにて販売)

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古代ローマ、4世紀、 珍しい時代のもの、粒金を用いたシンプルな形ですが、コレクションとしての価値がある指輪です。ベゼルのモチーフ« fede » は面白く、装着可能な指輪。

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エトルリア・スカラベ・リング、紀元前3世紀。この時代のものは珍しく、シンプル(ベゼルに金のワイヤーフープが接合した形。この形状はエジプトからフェニキアを通りエトルリアに伝わった)な形で、重量は軽く、壊れやすい指輪。スカラベのグロボロ・スタイルは紀元前3世紀の典型的なもの(ほとんどのエトルリア・スカラベはこの時期のもの)。

エトルリア・スカラベの指輪の多くが19世紀か20世紀のフープを取り付けたものなので、注意が必要です(エトルリア文明が発見された1850よりも後に古代のスカラベをこの形状のフープに取り付けてファッションアイテムとして着用されるようになった為です)。

クリスティーズ、2006年12月7日(ロット251)

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古代ローマ、ヘレニズム期の蛇の指輪、紀元前1世紀。 この時代のものはとても珍しく、面白い形で、重量は重く、完璧な状態の指輪で装着可能です。しかし、この蛇の指輪には偽物がたくさんあるので注意が必要です。

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ローマ帝国期のエジプト、2世紀、2つのベゼルがある非常に面白い形の装着可能な指輪。古代ローマの指輪でエメラルドと真珠を見つけるのは非常に稀で素晴らしい指輪です!石はオリジナルで僅かにダメージがあります(ギャラリーにて販売)

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 古代ローマ、3世紀、ローマ様式に彫られた希少な金の指輪。プレーンなリングがベゼルの土台に装着され垂直なプレートにはロング・キトンを着た神(ローマの神?)が王座に座る姿が彫られています。垂直なベゼルが装着されたタイプの指輪は非常に希少で2世から3世紀に人気があった鍵の指輪シリーズに近いものです(フランスの個人蔵、 ギャラリーにて販売)

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ロマノ・ブリティッシュ、4世紀、珍しい時代のもので、フィリグリーとビーデットワイヤーの装飾はとても面白く、重量も重く、指輪の状態はも素晴らしく着用可能、インタリオの石とモチーフもとても面白いです。(フランスの個人蔵、ギャラリーにて販売)

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古代ローマ、 3世紀、素晴らしい形 、透かし細工、«  interrasile »がショルダー部分に施されています。  重量は重く、 指輪の状態もよく着用できます、とても興味深い石とモチーフのインタリオ(フランスの個人蔵、 ギャラリーにて販売)

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古代ローマ3世紀、非常に美しいショルダー、とても重さがあり、着用可能な作り、コンディションも大変よく、インタリオではないアイアゲートが留められた珍しい指輪です。(ギャラリーにて販売、説明はこちらからご覧下さい)

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古代ローマ、3世紀から4世紀、 珍しい形にショルダー部分に葉のモチーフの美しい透かし彫り « interrasile»。 とても重さがあり、指輪のコンディションは良く、着用もできます、インタリオのないアイアゲートを使用していて非常に珍しいです。

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古代ローマ後期、4世紀から5世紀。 珍しい時代の素晴らしい指輪です。 形もとても珍しく (細工、数珠状の装飾、造粒など)、重量は重く、 指輪は完璧なコンディションで、しかも装着可能の強靱さがあります、インタリオも珍しい最高の色をしたプラースでモチーフはネメシス、クリスティーズ、、ニューヨーク、2003年12月11日(ロット465)(ギャラリーにて販売)

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古代ローマ後期、5世紀から6世紀、イングランドで発見されました (ナショナル・トラスト)。ベゼルが刻まれていて八角形の輪の形をした刻印つきの珍しい指輪です。

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オットニアンの指輪。 10世紀。  クロイスターズ美術館蔵(上)私のパートナーが記念に指にはめた写真です(下)

この最高に美しい指輪は私のフランス人のパートナーが23年間のビジネスで百個以上の古代ローマの指輪と中世の指輪をコレクションとして所有し、販売してきましたが、これが今までのパートナーの人生のなかで最も素晴らしいリングです。この指輪は今はニューヨークのクロイスターズ美術館が所有しています。

 

まとめ

古代ローマ時代のゴールドリングを購入する前に知っておくべき事として、まず第一に本物の指輪を気を付けて選ばなければいけない事と、価値のある指輪が何なのかを知っておく事、古代ローマの金の指輪の参考になる価格例を挙げるのはとても難しいのですが、本物の金の指輪にはピンキリですが、だいたい500ユーロから50,000ユーロくらいの値が付く事を知っておく事です。

例を挙げると、この美しい指輪は2008年にロンドンの古美術商で6,800ポンドの買値がつきました。形も丈夫で、インタリオの石もニコロで美しく、モチーフも複雑で非常に興味深く、インタリオも指輪も完璧なコンディションです。品質からして現在の価格はおそらく10,000ユーロ程になるでしょう。

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« Roman gold and niccolo intaglio ring, The solid plain hoop, flat on the interior and rounded on the exterior, expands to wide shoulders set with a bevelled oval stone engraved with a naked Theseus standing with one leg bent, holding the sword of his father Aegeus before him. A leaf and an inscription in Greek are engraved to the field. Roman. 2nd century AD, Size: J, 4 7/8, Diameter across shoulders: 2.7 cm. Ex. private collection Europe, acquired c. late 1980s. £6,800. »

« 古代ローマの金とニコロ・インタリオの指輪。ソリッドでプレーンな輪、内側が平で外側は丸みを帯びていて、ショルダーへ幅が広くなります。片足を曲げて立ち、父であるアイゲウスの剣をかざす裸のテセウスが刻まれた斜角の楕円の石が留まっていて、平面部分には葉とギリシャ語の刻印が彫られています。古代ローマ、2世紀。サイズ:J、4 7/8、直径2.7センチ。以前はヨーロッパで個人のコレクションとして保管されていたもの。取得した時期は1980年代後半で価格は6,800ポンド »

 

沢山の例を挙げて説明をしてみましたが、では実際にアートマーケットでどのように

古代の作品が紹介されているか例をあげてみたいと思います。

例えば、参考としてグーグル画像検索で

“roman gold ring timeline auctions”

で検索すると古代ローマの金の指輪が検索結果の中に価格付きで沢山出て来ます。

(PS. 検索する時の言葉に忘れずに “” の記号をつけて下さい。  )

でも気をつけて見てみて下さいね。

検索結果に出てくるすべてのリングが本物かどうかは…不明…です

 

 

 

仙波亜希子 Akiko semba

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アンティークレッスン 中世の金の指輪 No2 〜実際の真贋例について〜

アンティークレッスン 中世の金の指輪 No2 〜実際の真贋例について〜

 

中世の指輪のアンティークレッスンNo2は実際の真贋例をご紹介したいと思います。中世の指輪は非常に稀ですが、夢をみられるドリームピースとして中世のアートコレクターの間でとても人気があります。しかし、市場には沢山フェイクのリングが存在しているので、夢を大切にする為にも是非気をつけて頂きたいと思っています。

中世への情熱はロマン主義時代 (19世紀前半) に出現し、1852年にロンドンでヴィクトリア&アルバート博物館が開館、1853年にフランスでは、アレクサンドル・デュ・ソンムラール (Alexandre du Sommerard) のコレクションを集めたクリュニー中世美術館が開館しました。

多くの芸術家、画家、彫刻家、宝石職人 (イタリアのカステラーニ、フランスのフロマン=ムーリスやフォントネ、ヴィエーズなど) が中世の作品からインスピレーションを得ました。それがネオ・ゴシック様式です。

同時に、多くのアートコレクターが本物の中世芸術作品を探し始めます、これらのコレクターの一部は特にゴールドリングを探し求めていましたが、彼らはすぐに、中世のゴールドリングは本当に稀であることを知ります。

なぜなら、中世ヨーロッパではゴールドや宝石は非常に稀少であり、そのリングを購入し着用できる人は非常に限られていました、加えて、貴族以外の人々がゴールドジュエリーを身につけることを禁じる数々の法律が国王により制定されていたからです。

キリスト教時代の間、古代とは異なり、司教と修道院長以外は亡くなった人は誰もジュエリーと共に埋葬されませんでした。 司教と修道院長以外はジュエリーと共に埋葬することは教会の法律により禁止されていたのです。

中世時代、流行が変わると、人々は古いジュエリーのゴールドや原石を利用して新しいジュエリーを作り始めました。新しい流行にあわせて新しく作れるだけのゴールドや宝石がなかった為で、それだけ金や宝石が貴重だったからです。

戦争やその他の危機的な時代の最中、人々は生き延びるためにゴールドを使う必要があり、ゴールドを鋳造しました。国王でさえ、新しい金貨を作るためにゴールドを手に入れるため、ジュエリーを鋳造する必要があったのです。

現在中世のゴールドジュエリーを見つけるのが非常に難しいのはこれら理由からです。

現在まで残っている本物のゴールドジュエリーが保存されていた場所には3種類あります。

1  司教や修道院長の墓に入っていたもの

これらの墓は隠されていなかったので、革命時代 (フランス) と19世紀に考古学者によって開けられ、これらのリングは古いコレクションに保管されていました。パブリックコレクションでも、プライベートコレクション (フランスのギユー [Guillou] やピション [Pichon] コレクションなど) でも、これらのリングは通常、コレクションの出所が分かります。

2  地中で失われたもの

これらは状態の悪いものが多いですが、川や池で失われたものはコンディションが良好です。これらには特別な優しいパティナが見られます。

3 秘蔵品から発見されたもの

家屋の壁の中や陶器の中に隠されていたもの。この場合はコンディションが良好です。しかし、これらは非常にまれで、市民所有のもの(司教や修道院長のためではなく)なので、どちらかと言えば小さい作品が多いです。

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THETFORD 秘蔵品 (イングランド、ノーフォーク)

 

本物のリングは稀少過ぎて、今も昔も収集家の需要を満たすことが出来ずに、19世紀から現在に至るまでフェイクメーカーによるフェイクリングの製造が始まりました。

フェイクメーカーは、博物館所蔵の本物の作品からインスピレーションを得ていますが、自ら特別モデルを想像することもあります。

19世紀には、とても良く出来たフェイクが作られましたが、中世と同じ品質のゴールドを使っておらず、ほとんどのリングには18金ゴールドが使われています。

現在では、フェイクメーカーは古いゴールドの使用を好み、特にカラット数の高いゴールド (22金など)を使っています。しかし、現在では優れた作品を作る事はできないので、編み込みリングやパンチ模様のバイキング・リング (このフェイクリングは現在、イングランドにはたくさん存在します)、または複製が簡単なあぶみ型リングなど、もっともシンプルな形のものを複製しています。

これらのリングがフェイクか否かの判断は、古いリングを研究している専門家には可能です。リングのモデルがシンプルであればある程、フェイクである可能性も高くなります。。。

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デンマーク国立博物館の司教の素晴らしいリング2点

この二つのリングは特に美しい作品ですが、フェイクではこのような本当に優れたリングを作るのは難しいです、そして通常非常に珍しいタイプのモデルのリングを至る所で見つけた場合はそれはおそらくフェイクです。

実際に中世の金の指輪でフェイクが多い事がわかる、分かりやすい例を写真とともに掲載します。

バイキングのアーティファクトは非常に稀です。博物館にもゴールドリングはほとんどありませんが、バイキングリングと呼ばれている作品はアートマーケットで簡単に見つかります。博物館でも滅多に所有していない作品が市場に簡単に出回っている事自体が不自然であり得ない事ですから、これはそれだけフェイクが多く出回っているということです。

それでは目を鍛える為に博物館所有の本物と、本物の作品を真似た近代のフェイクと思われる作品を紹介します。 まずは本物から、、。

〜バイキングリングの本物〜

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ヨークシャー博物館 (Yorkshire Muséum)

Yorkshire museum

ヨークシャー博物館 (Yorkshire Museum)

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スコットランド、インナー・ヘブリディーズ (Inner Hebrides) で発見されたもの

Warwickshire 10e

イングランド、ウォリックシャー (Warwickshire) で発見されたもの

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イングランドの地中で発見されたもの

Danish National Museum

デンマーク国立博物館

British Museum

大英博物館

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地中で発見された本物のバイキング・リング、プライベートコレクション

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ブロンズリングの本物

それではここからは市場に出ているバイキングリングのフェイクの可能性が極めて高い作品を掲載します。 同じようなモデルが沢山存在しすぎていることが不自然です。

〜バイキングリングのフェイクの可能性が極めて高い作品〜

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これだけ沢山のフェイクが存在していることに驚かれた方もいらっしゃると思います。やはりフェイクは、需要が高く、数が少なく、高価な作品で、作りやすい造形の場合は作られてしまいます。ですが、例えば簡単なところでは、よくあるフェイクのモデルを覚えておけば実際に気を付けることができますし、作品の見方も変わってくると思います。

 

〜フェイクバイキングリングのアートマーケットでの例〜

 

あるバイキングのリングの真贋に関してお客様からご質問を頂きました。そのリングは一目見ただけでフェイクの可能性が非常に高いとわかるリングでした。

フェイクジュエリーが沢山紹介されているe-bayのサイトで、ご質問頂いたバイキングのリングと細部まで酷似したリングを見つけましたので(おそらく同じフェイクメーカーが作成したリングだと思います)、参考画像として掲載いたします。この画像を元に、このリングについて詳しくご説明させて頂きます。

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このリングです。10世紀〜12世紀のバイキングリングとして約2300ポンドで掲載されていました。

フェイクジュエリーを見慣れていないとわからないと思いますが、全体のバランスや作り、摩耗等、見た瞬間に、、、目を覆いたくなるようなリングです、、、。

古代の作品の真贋については、経験を積んだ専門家の場合は、作品のモデルやあまりにも作りの悪いフェイク、人為的に作られた摩耗の種類によっては写真の段階でわかります。そして、写真の段階でわからない作品のみ必ず手に取って確認する必要があります。

まず、この作品の作りを見てみましょう。特にシャンクに巻き付いたスパイラル状の装飾がボテッとしていること、これがフェイクと疑う理由の一つです、このボリュームの本物のスパイラルリングの装飾は先に向かって細くなる作りだからです。

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次に、フェイクを見慣れていれば写真でもわかりますが、凹凸のある箇所や細かな隙間まで全体の摩耗の仕方がどこも均一で極めて不自然です。フェイクメーカーが作品を古びたように見せるために、人為的に酸に浸けて作る典型的なフェイクの摩耗である可能性が非常に高い事を示しています。また古代のリングの金属の質の判定は意味がありません、古代の金を使ってフェイクを作る事もあるからです。

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ピンぼけで申し訳ありませんが、表面の拡大です。

しかし、このリングの場合は1枚目と2枚目の写真でフェイクの可能性が非常に高いと判断するのに十分です。
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〜もう一つ、フェイクの可能性が極めて高い作品を見つけましたので、掲載いたします。シルバー製のバイキングリングとしてe-bayに掲載されていた作品、約1300ポンドで販売されていました。〜

 

そして、このゴールドリングがバイキングの10世紀〜12世紀の作品である、という年代の説明にも誤りがあります。

 

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このダブルスパイラルリングのデザインはバイキングとよく勘違いされていますが、実際は古代ローマ時代、古代ローマ1世紀〜2世紀によく見られたデザインです。

このスパイラルの指輪のデザインが主に古代ローマ1世紀〜2世紀である事は、フランス国立科学研究センター (CNRS) の公式ウェブサイトで、多くの例が確認できます。一つの例が中世において作成されていた事がわかっていますが、それは東フランスで発見されています。

以下は、このダブルスパイラル型のリングが発見された場所の公式な記録です。

1-2: Alise-Ste-Reine, Alésia (21), sans num. et inv. II-571 (Lamaestre 1980, p.77, pl.XIV, n°59, 60)
3: Aspiran, St-Bézard (34), fouilles S. Mauné, 2013, us 7939
4: Doubs, La Grande Oye (25), sép. 301 [enfant de 2 ou 3 ans]; Musée de Pontarlier (Hadjadj 2007, p.150, n°98)
5: Le Langon, Les Ouches (85), c. 1/50 (fouilles I. Bertrand [1985])
6: Lewarde, Les Terres Noires (59), sond. 1, niveau 1 (Demolon 1979, fig.11, n°130)
7: Mâlain, La Boussière (21), inv. 1979.293 (Lamaestre 1980, p.77, pl.XIV, n°61)
8: Prov. inconnue; Nîmes, Musée Archéologique (Tendille 1980, fig.4, n°29; Tendille 1988, n°69)
9: Niort, Prieuré St-Martin (79), tbe 199, 500/600 (Cat. Poitiers 1989, p.108, n°110)
10: Nuits-St-Georges, Les Bolards (21) (Sautot 1977, pl.XV, n°11)
11: Nuits-St-Georges, Les Bolards (21); Dijon, Musée Archéologique, inv. 7137 (Lamaestre 1980, p.77, pl.XIV, n°62)
12: Vieux, Les Gaudines (14) (Couanon, Forfait 1991, Fig.6, n°3)

続いて以下は、このダブルスパイラルリングが古代ローマ作品として掲載されている書物の一覧です。これらのリングは青銅、銀または金製で、フランスや英国の遺跡で発見され、特にスパイラル模様が2つ施されているものは、主に古代ローマ1世紀から2世紀である、との正確な年代が明らかにされています。

Catalogue d’exposition “Romains et barbares entre Loire et Gironde – IVe-Xe siècles (Musée de Poitiers, 1989-1990), Poitiers 1989.

P. Couanon, N. Forfait, Les Gaudines (Vieux, Calvados), Synthèse provisoire. SRA Basse-Normandie, janvier 1991.

P. Demolon, M. Tuffreau-Libre, A. Vadet, Le site gallo-romain des “Terres Noires” à Lewarde (Nord). Revue du Nord LXI, n°243, oct.-déc. 1979, 873-922.

H. Guiraud, Bagues et anneaux à l’époque romaine en Gaule. Gallia 46, 1989, 173-211.

F. Henkel, Die römischen Fingerringe der Rheinlande und der benachbarten Gebiete, Berlin 1913

M.-L. Espiau de Lamaestre, Bijoux gallo-romains, objets et représentations. Mémoire de Maîtrise, Université de Dijon, 1980.

M.-C. Sautot, Une collection d’objets de bronze provenant des Bolards (Côte-d’Or). Revue Archéol. de l’Est et du Centre-Est 28, 1977, 285-349.

C. Tendille, Mobiliers métalliques protohistoriques de la région nîmoise : autres objets de parure et d’habillement (III). Doc. Arch. Mérid. 3, 1980, 95-124.

C. Tendille, Objets métalliques de la protohistoire au Musée Archéologique de Nîmes (Cah. Mus. Mon. Nîmois, 5), Nîmes 1988.

 

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そしてイギリスの遺物発掘データベース Portable Antiquities Schemeでもダブルスパイラルリングが古代ローマ作品であるとされています。

 

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この作品は少しダブルスパイラルリングと似ていますが、この作品もバイキングではなく、UK DETECTOR FINDS DATEBASEにてアングロサクソン5世紀〜6世紀とされています。

 

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少しデザインが入ったタイプの古代ローマ3世紀のリングです。モチーフは竪琴を持つアポロ。

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この作品も、同じく古代ローマ3世紀のモチーフが少し入ったタイプのデザインでモチーフはクピド。両方ともデザインが入ったタイプですが、モチーフの神はアポロとクピドの古代ローマの神です、北欧神話のオーディーンやトールではありません!

このように古代のフェイクジュエリーである可能性が非常に高い作品が、安くはない価格で販売されている事が多くあります。

古代作品を売るディーラーは、証拠の無い言葉による説明だけではなく、その作品が本当に古代の作品であるという具体的な証拠を示す必要があります、例えば、専門家による鑑定書などがあると安心でしょう。これだけ古代作品のフェイクが沢山ありますから、購入する側も、売り手の根拠のない言葉だけを信じず、具体的な証拠を求めるようにしましょう。

その鑑定書も、誰が書いたものでも良いというわけではなく、誰が書いたかがとても重要になります。

考古学の専門家というのは、美術館でキュレーターの経験があったり、歴史的な専門分野を修めた学者や、しっかりした専門的な著書がある人物の事です。もし、本当に著名な専門家が発行する鑑定書なら、より安心できるでしょう。ただ、専門家らしく見える人物が、金銭的な事の為にそれらしい鑑定書を発行する場合があるので、その人物が本当に信用に足るかどうかを調べる事はとても重要です。

ソレイユで古代作品をお買い求め頂く方には、ご希望の場合は、各分野の専門家の鑑定書を発行する事が可能です。この専門家達はソルボンヌとエコール・デュ・ルーブルで考古学を学びディプロムがあり、フランスでもっとも入学が難しい歴史のグランゼコール、エコールナショナル・デ・シャルトを卒業しています。また、科学的な考古学の専門書を数冊発行し、フランスのオークショナーへ真贋のアドバイスをしているエキスパートです。

 

次は、土中から発見された作品だから本物である、と説明されている場合についてお話します。

 

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〜この本物の古代の作品はブザンソン (フランス) にある古代ローマの神殿の地下から発見され、右上のスパイラル模様が1つ施されているリングは紀元15年のものとされています。(ブザンソン博物館)〜

 

土中から発見されたから本物の作品である、と説明されている場合に確認しておくべき事を説明します。土中から作品が発見される主なシチュエーションとしては2種類あります。

1、専門家による考古学的探索による発掘。

2、偶然や個人的趣味の金属探知機などによる発掘。(国によっては違法です、専門家は違法の発掘を嫌います。)

専門家による考古学的探索によって発掘された作品は、考古学的環境を守る為に、鑑定され、希少な作品として美術館、博物館へ収蔵されます、アートマーケットへ流れる事はまずありません。それは、貴重な考古学的環境を壊す事になるからです。

次に、個人的趣味による金属探知機などによる発掘は、国によっては違法です、そして、この場合は個人的趣味で行っていますから、結果として考古学的環境を壊す事になります。

例えば、イギリスで作品を土中から発見した場合、イギリス政府の考古学的な遺物発見データベースへ申し出る事が出来ます。その作品が何であるのかを調べて確実にする為と、またはその希少な作品の考古学的環境を守るために Portable Antiquities Scheme にて記録されます。(このサイトは大英博物館とリンクしています)そして下記がその例です。

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〜スパイラル模様が1つ施されているこのリングは、マンチェスター近郊で発見され (2006年3月6日)、専門家リチャード・ホブス教授により (大英博物館古代ローマ英国コレクションキュレーター、先史時代 & ヨーロッパ) 紀元前1~2年の古代ローマのものと鑑定されています〜

 

こちらは土中から発掘された作品が地図と一緒に見られるデータベースのページです。この記録があれば、その作品が正式に古代の作品であると認められます。なぜイギリス政府がこのシステムを推奨しているかというと、土中から見つかった作品を資料として記録する事が出来る事と、その作品が素晴らしい場合は、美術館がそのまま買い上げる事が出来るからです。

http://finds.org.uk/database

 

土中から発掘されたと言われている作品の場合は、上記のような記録が実際にあるかどうかを確認する事も大切です。このような記録は、その作品が本当に土中から発掘されたという事を示す事が出来て、価値が高められる為に、販売目的であるなら記録をする事が殆どだからです。

このような記録がない場合、フェイクを売るために、土中から発掘されたから本物である、と説明している場合もありますから、まずは記録を確認する事も大切です。

 

主にイギリスでは、こうした個人での遺物発掘や、古代のフェイクジュエリーが多数生産されている事が問題になっており、英国ニュースBBC等でも話されています。

 

英国放送協会(BBC)のニュース(http://news.bbc.co.uk/2/mobile/uk_news/6271879.stm )より、

 

« Under the Treasure Act 1996, people who find gold and silver objects more then 300 years old have a legal obligation to report them to the authorities. Despite the act, thousands of items claiming to be treasure appear on auction websites. MANY OF THESE ITEMS WERE FAKE, a spokesman for the National Council for Metal Detecting said. »

 埋蔵物法(1996年)に従い、300年以上を遡る金及び銀の対象物を発掘した者は、それらを関係当局に届け出るという法律上の義務を有する。この法律にかかわらず、数千にものぼる埋蔵物文化財であるとされる埋蔵物がオークションのウェブサイト上で出品されています。これらの品目の多くは偽造品です。金属探知評議会の代表者はこうコメントしています。

埋蔵物の発掘に関して英国の法律より

« Treasure is defined by the law as any gold or silver objects, or coins, more than 300 years old which were hidden. Under the 1996 Treasure Act, any treasure found in England and Wales belongs to the Crown. Anyone who finds a treasure must report it to the local coroner within 14 days of discovery. If they don’t, they risk a three-month jail sentence or a £5,000 fine. If an inquest declares that a find is treasure, it is offered to the British Museum or a local museum who has it officially valued by an independent board of antiquities experts. If they want the find, they must pay the market value of the treasure to the finder and/or landowner. If they don’t, the finder can keep it. »

300年以上遡って埋蔵されていた金もしくは銀の対象物または硬貨はすべて、法律により埋蔵物文化財として定義される。埋蔵物法(1996年)に従い、イングランド及びウェールズにおいて発掘されたいかなる埋蔵物文化財も国王の所有物である。埋蔵物を発掘したすべての者は、発掘から14日以内に地域の埋蔵物調査官にその旨を届け出なければならない。その履行を怠った場合、3か月の実刑判決、もしくは5,000ポンドの罰金に処される恐れがある。調査によって発掘品が埋蔵物文化財であると判断された場合には、大英博物館もしくは地域博物館へ提供し、そこで独自の古代遺物委員会の専門家が正式に鑑定を行う。そこで埋蔵物文化財が所有される場合には、埋蔵物文化財の市場価格を発掘者及び/もしくは土地所有者へ支払わなければならない。履行を怠れば発掘者が埋蔵物文化財を保有する。

土中から古代のジュエリーを発見した場合、シリアスな人物であれば、大英博物館等へ行き貴重な作品について、今後どうしたら良いか専門家のアドバイスを聞くのではないでしょうか。土中から発掘したというジュエリーを所有している人物が、専門家に見せる前に販売しようとしている場合は、注意をした方が良いでしょう。

古い作品を手に入れるのはそれほど簡単な事ではありませんから、いつか古い作品を購入したいとお考えの方は、よく気をつけてじっくり選んで頂きたいと思います。

 

 

 

仙波亜希子 Akiko semba

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アンティークレッスン 中世の石付きの指輪 12世紀〜14世紀

中世の石付きの指輪 12世紀〜14世紀

極めて年代の古い指輪にはロマンがあります。

ローマ帝国の崩壊からルネサンス初期までの期間に、中世ヨーロッパで身につけられていたジュエリーは、強烈に迷信的、宗教的、階層的で、階級を意識した社会を反映したものでした。イギリスとフランスでは金や銀、貴石を身につけることが許されていたのは、王族と貴族のみだったのです。ギリシャ・ローマ時代に起源を遡ることができる有名な宝石細工職人達は、それぞれの貴石に強烈な呪術的特性を見出し、それぞれの石を据えるべき金属を定めました。

この興味深い時代のジュエリーには数多くの役割、目的があり、中世の当時の人々には明白であったジュエリーの役割は、現代の私たちには良く分からないことが多いです。

これらのジュエリーを身に着ける事は、所有者の富や地位を誇示し、アイデンティティを強調するための手段であっただけでなく、多くのジュエリーは強力な呪術的な力も持っていたのです。

古代ローマ人を刻み込んだ宝石や、すばらしいセイロンブルーサファイヤを留めた指輪や、全体に聖人達の姿を刻み込んだペンダントの主要な目的は、それを身につける人を危害から守り、社会でのその人の地位を確立することだったのです。

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素晴らしい中世の3つのリング

中世の指輪は手に取ると過去への夢を見させてくれます。遙か以前から存在した指輪を通して私達は現代から過去へタイムスリップできるのです。それ故に多くのコレクターが、特にゴールドで出来た指輪を探し求めています。しかし、強く理解しなければならないのは中世の指輪は非常に稀少であり見つけるのが非常に困難なのです。したがって多くの偽物が存在するのです、 偽物の中世の指輪が作られ始めたのは19世紀のことです。

ゴールドは中世期には、古代期よりもはるかに稀少な非常に貴重な金属となっていました。古代および8世紀頃までは、指輪は死者と共に墓に埋葬されていましたが、中世になるとその墓には、司教と修道院長の墓を除いて、指輪はありませんでした。夢を誘うこれらの中世の指輪を見つけることが可能な唯一の場所は、地面、川の中、隠された宝(秘蔵財宝)の中(テラコッタの鉢の中や、壁や井戸の中に隠された箱の中など)です。以下に例を挙げます。

 

A) 土中より発掘された中世のリングは大抵の場合は、非常に悪いコンディションです、常にオリジナルストーンは失われ、フープは潰れています。

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 左 エメラルドがセットされたゴールドのリング  13世紀〜14世紀

右 ガラスがセットされた古代ローマ時代のリング

 

B) 川から発見されたリングは時々良い状態で見つかり、滑らかで優しい特別なパティナを持っています。

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川で発見されたサファイヤがセットされた金の指輪 12世紀〜13世紀

 

C)  秘蔵財宝から発見される指輪は、状態が良いことが多いですが、非常にまれです。

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右 ダイヤモンドがセットされたゴールドのリング 14世紀

左 色づけされたガラスがセットされた金の指輪 13世紀 ホーランド

 

また、中世の指輪にはサイズの小さいもの(現代人よりも体格が小さかった)や、大きいもの(手袋の上から着用)が多く標準のサイズがあまり無いことも理解する必要があります。ゴールドは非常に稀少であったため、指輪は軽量なものがほとんどです。

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ルビー、エメラルド、サファイヤの3つの貴重な石が一つの指輪にセットされた大変珍しい指輪

ギャラリーにて扱っております、是非ご覧下さい。

これらの理由から、状態が良く、着用可能なサイズの指輪を見つけ出すことはほぼ不可能です。これが、非常に数多くの偽物が存在する理由なのです。

〜偽物には3種類あります〜

1 – 台も石も完全に偽物

2 – 指輪の台はオリジナルではあるが、石は後から置き換えられたもの

3 –すべてオリジナルではあるが、修繕されているか、2つの異なるパーツが混在しているもの(フープとベゼルなど)

1)   台も石も完全に偽物

特に目を引くゴールドの指輪に、偽物が非常に多く見られます。フェイクメーカーのオリジナル作品であることもあり(この場合、本物のリングには存在しない奇妙なデザインのものが多いです)、オリジナルの指輪を複製したものもあり(この場合、公共コレクションかプライベートコレクションにそのプロトタイプを見つけられることもあります)、オリジナルの指輪から型取ったものもあります。

この型取りの場合、特に宝石なしのゴールドの指輪では、見分けるのがより困難です。フェイクメーカーはゴールドのモデルを使用して、銅、銀で型を作り、新しいものを鋳抜きます。しかし、合金部分(現代のものと異なり、国や時代によっても異なります)や、ゴールドの表面(表面の艶、傷み)、セッティング、石、刻印を良く調べることで偽物を見分けることが可能です。

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ガーネットがセットされたゴールドのフェイクのリング 12世紀のスタイル

2)   指輪の台はオリジナルではあるが、石は後から置き換えられたもの

フェイクメーカーは石のないすばらしい本物の台を見つけた場合、大抵、現代の石を留めます。その石の起源(現代の採掘場か古い採掘場か)、石のカッティング、石の研磨、特に、拡大レンズでセッティングを経験に基づいてよく調べれば、その石がオリジナルか否かを確認できます。

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石が失われた13世紀のリング

中世のセッティングには、爪で留めるタイプと、金で底と周囲を覆うタイプの2種類があります。セッティングを意識するとき、特に、その金属が地面や水の中に長い間あった場合、アンティークゴールドは時間と共にもろくなることも理解する必要があります。

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オリジナルガーネットがセットされた13世紀のリング

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ゴールドとサファイヤの13世紀のリング ギャラリーにて販売済

拡大レンズで見て痕跡が分からないようにセッティングを変更することは不可能です。セッティングが一度もいじられていない場合(指輪の台が偽物でない証明があった場合)、その石がオリジナルであることを確信できます。

以下に石を付け替えたオリジナルの中世の指輪の例を挙げます。

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ゴールドとグリーンガラスのリング 14世紀(オリジナルコンディション、石を変える前の状態)

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上と同じリングです、グリーンガラスを外し、現代のサファイヤをセットしています。

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拡大して見てみましょう。この場合は爪がはっきり折れているので石の交換を見分けることができる例です。爪がはっきり折れていない場合は、石が古いかどうか、カッティングと研磨は古いかどうか、セッティングには傷がついているかどうかなどで判断できます。

当然このような中世の指輪の石がオリジナルのものでない場合は、その価値は下がってしまいます。

中世期、宝石職人が宝石を見つけることは非常に困難だったのです。貴石は非常に稀少でしたし、ブラジル、コロンビア、マダガスカル、アフリカ、ロシア、タイからの石はありませんでした。古代の採掘場の数も少なく、ほとんどは、宝石職人から非常に離れた地にありました。地中から発掘するための近代的な道具はありませんでしたし、カットや研磨のための近代的な道具もありませんでした。

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パリ クリュニー中世美術館 ジュエリーセクション

カボションカットが特に広く使われており、カッティングは均一ではないことが多いです。多くの石が使われ、色付きガラスも使われていました。また、ローマのインタリオやカメオがセットされていることもあります。他には、水晶やパール、ガーネット、ターコイズ、スピネル、トルマリンなどの半貴石であることもあります。

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ローマ時代のインタリオがセットされた13世紀の指輪 ギャラリーにて販売済。

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ゴールドとグリーンガラスのリング 13世紀

貴石はさらに稀少であり、より価値がありました。大きな貴石は本当にとても稀少で、大きな貴石のついた本物の指輪は非常に高価です。11世紀から13世紀にかけて好まれた石は、青いものでした(サファイヤやターコイズ)。14世紀には、赤い石(ルビーやスピネル、ガーネット)が流行りました。もろく壊れやすいエメラルドの指輪はさらに稀少でした。ダイアモンドはさらに稀少で(ピラミッドカットのものが多い)、特に14世紀と15世紀のものが見つかります。

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サファイヤとゴールドのリング 13世紀 ギャラリーにて販売済です。

3)   すべてオリジナルではあるが、修繕されているか、2つの異なるパーツが混在しているもの(フープとベゼルなど)

これは見分けやすいことが多いです、近代の型は古いものとは異なるからです。二つ異なるパーツがつなぎ合わされている場合はスタイル、時代、起源が別々であることがあります。そして、この問題は中世の指輪だけではなく、より近代の指輪にも多く見られます、是非18世紀の指輪のアンティークレッスンを見返してみて下さい。古い指輪のベゼルや、指輪以外のジュエリーの一部などの古いパーツだけを取り出し、別のフープ(古いものか偽物)におさめ、古いスタイルの指輪を作ることは非常によくある事なので注意が必要です。

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オトニアンリング(10世紀〜11世紀、そして19世紀) オトニアンのエナメル装飾(おそらく壁、オブジェ等のデコレーション)とオトニアンのゴールドリングを一つにし、19世紀に金のグラニュレーションをつけて華やかにした例(クリュニーミュージアム所蔵)

結果

本物の全てオリジナルの価値のある中世の指輪を手に入れ、自分の夢をピュアに保つ為にもいろいろな事に気をつけて慎重になる必要があります。本物の指輪は非常に稀で、特に状態の良い、オリジナルの石付きの、着用可能なサイズで、それほどもろくない指輪を見つけることは非常に難しく、そのような指輪は非常に高価なものであることを是非知って下さい。偽物であっても高価な価格で販売されている場合があります。

また、中世の指輪に関する十分な知識を持っている人はかなり少ないので、確信を持ってその種の指輪を購入することもとても難しいこともそ知って下さい。購入する前に、他の非常に古い宝石と同様、ディーラーからの情報を良く確認することも大切です。

そして、このレッスンでお話したことは、鑑定をするにあたって必要な知識の一部です。実際の鑑定にはより多くの知識を必要としますが、中世のリングについてより深く知って頂きたくて記しました。

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 類稀に大きなサファイヤがセットされた13世紀のリング 

ここまでの大きさのサファイヤが留められたリングはまず見かける事がありません。

ギャラリーにて扱っていますので是非ご覧下さい。

このアンティークレッスンについて何かごさいましたらお気軽にご質問下さい(^-^)

 

 

Parisのアンティークディーラー 仙波亜希子 Akiko semba

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アンティークレッスン No2 ~16世紀の指輪?~

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アンティークレッスン第2回目は実践編です。いつも私達はe-mailで世界中から毎日のように品物のご相談を受けていますが、今日はその中から一つ実際にあった相談を例をとしてご説明させて頂きたいと思います。相談内容は16世紀の指輪だと説明を受けて購入した作品について意見を求められました。送られてきた写真はこちらです。

 

 

 

鑑定をするにあたり、確認しなければいけない大切な事はこの2点。

 

I – 年代はいつか?

II – 本物か偽物か?

 

実践編ということで少し難しいと思いますので是非集中して

じっ〜くり読んでみて下さいね。準備はいいですか?

 

I - 年代はいつか?

16世紀の指輪ということでご相談を受けましたが、このスタイルの指輪は英語でクラスターリング・仏語ではバーグ ブケと呼ばれ、このデザインは1650年以降に始まり1750年頃まで流行したスタイルなのです。それではリングの特徴を一つずつ細かく確認してみましょう。

 

1)テーブルカットダイヤモンドは17世紀の間により多く使われ、

ローズカットダイヤモンドは17世紀にも使われますが、18世紀の間により多く使われています。

2)ドントレと呼ばれる小さな三角形のような装飾のラインは17世紀の間に、

 

ミルグレーションのような線は18世紀の間に使われています。(ですが、この写真よりも小さなミルグレーションになります。)

3)ベゼルの裏はこの年代は常に閉じられており、開いていることはありません。

4)裏面のエナメル(通常、黒いエナメルに白い点々)は典型的な17世紀のスタイルです。

5)18世紀よりも17世紀の方がシャンクはより深く彫金がされ、そこにブラックエナメルが施されます。

 

以上の特徴から、この指輪が16世紀の作品であるという年代判定は間違っており、このスタイルは典型的な17世紀後期のスタイルであることが分かります。

☆同時に各国の同年代の作品の特徴も簡単につかんでおきましょう☆

☆スペイン、ポルトガル、イタリア、オランダではほぼ全て金で出来た作品が見られます(これらの国はスペインが支配していた為)

☆金とシルバーの組み合わせはフランス、イギリスで良く見られます。

☆テーブルカットダイヤモンドよりローズカットダイヤモンドの方がフランスやイギリスでよく使われています。

 

以上で I は終わります。これからII へ進みます。

休憩をされたい方は今のうちにどうぞ☆

 

II – 本物か偽物か?

 

これはとても大切な事なので以下の細かな点を注意深く確認する必要があります。

それでは気をつけて観察してみて下さいね。

1)指輪のトータルデザイン

2)石のカッティング

3)金属のクオリティ、特に金のクオリティ、金の混合物は年代や国によって違うので注意が必要です。

4)装飾のディテール

5)使用感

では確認してみましょう。

 

 

全体の形は問題ありません、イギリスかフランスの17世紀後期のリングと相違ありません。

 

しかし、テーブルカットダイヤモンドとローズカットダイヤモンドが同時に使われているのもありますが、相当に稀(まずないです)ので自然ではなく、違和感を感じます。

メインダイヤモンドのカッティングはこの年代の普通のカットではないようです、なぜなら、カッティングがかなり長方形すぎてカッティング自体に違和感を感じます。

金の色はまあまあ良いようです。

ベゼル裏の装飾から違和感を感じます、またベゼル裏が開いているのはこの年代では全く普通ではあり得ません、(裏を空けるのは1830年以降です。)ベゼル裏の装飾のクオリティは大変低いです。

 

ベゼルを囲むようにミルグレーションが打たれている事は相当に稀(まずないです)ので、この年代の作品としてかなりの違和感を感じますし、数少ない例外も本来はもっともっと小さくてスムースなミルグレーションになるので、このようなざっくりしたミルグレーションではありません。このような装飾は本物の同タイプのリングでは相当に稀です。

 

 

そして、これらのミルグレーションとドントレが混合された装飾も相当に珍しいのでかなりの違和感を感じます。

-鑑定結果-

全体のスタイルは17世紀後期の指輪です。しかし以上の事から、かなり珍しい特徴や通常見られない特徴を一度に備えてしまったこの指輪は、普通ではあり得ない違和感をかなり感じる奇妙なフェイクアンティークジュエリーであると言えます。

ただ気をつけて欲しいのは、鑑定は総合的に判断するものです。極めて稀な例外の一つをリングの中に見つけたからと言って、すぐにそれがフェイクになるかと言うとそうではありません。フェイクであると判断するのにいくつか確認するサインがあります、まず、この指輪のように例外が一度に集まっている事、これはフェイクのサインの一つです。そして、古い年代の指輪であるのにまったく新しい状態を保っている事、これもサインです。このように総合的に判断することが大切です。

そして、このリングは実際に手にするまでは19世紀に17世紀後期の指輪として作られたフェイクであるのか(19世紀のフェイクは裏を空けている事が多いです)現代のモダンフェイクであるのか判定はできません。

この指輪は実際に販売されており、アメリカのテキサスのディーラーからの購入で7900$、日本円で約¥700,000です。これが16世紀の指輪として販売されていたので相談者は16世紀の指輪ではないばかりかフェイクアンティークジュエリーを購入してしまった事になります。

それでは本物の17世紀〜18世紀の同タイプのリングの写真を沢山掲載しましたので、おさらいの意味でしっかり確認して下さいね。

是非17世紀〜18世紀の指輪の雰囲気を感じとれるように細かなディテールなども楽しんで注目してみて下さいね。

 

ここから先はより古いリングをご紹介いたします。

イタリア 1660年頃(販売済)

スペイン 1680年頃

おそらく オランダ 1680年頃

スペイン 1680年〜1700年頃

フランスもしくはイギリス1680年〜1700年頃

スペイン 1700年頃(販売済み)

センターストーンはオリジナルではありません。

ボヘミア,プラハ 1700年頃 (販売済み)

ちなみに、この二つの石はオリジナルストーンではありません、

石のカッティングが違うのが分かりますか?

おそらくボヘミア? 1700年頃(販売済)

フランス18世紀初期(販売済)

 

フランス18世紀初期(販売済)

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Parisのアンティークディーラー Akiko semba

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17世紀 スペイン エメラルド リング

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この素晴らしいエメラルドの指輪は今から約400年前に沈没したスペインのNuestra Señora de Atocha号からみつかったもので、約50万ドルの価値があると言われています。数百年に渡り海底の底で眠っていた莫大な財宝を発見したのはトレジャーハンターのメル・フィッシャー氏。ギャラリーでは同年代に製作されたスペインのエメラルドリングをご紹介しています。(★こちらのお品は売却済です、お買い上げありがとうございました★)

 

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16世紀 ルネサンス リング

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16世紀ルネサンスの絵画、画家ラファエロやベロネーゼの描く貴婦人の肖像画にはギャラリーでご紹介しているこの16世紀ルネサンスリングと良く似たリングが描かれています。美しい絵画を資料として掲載しましたので是非ご覧下さい。

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アンティーク 指輪 リング

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古代ギリシャ 太陽神リング 「Ἥλιος ヘリオス」
国名古代ギリシャ シチリアで発見 年代紀元前4世紀 素材ハイキャラットゴールド サイズ2、1cm 7、5g  6号〜10号
価格はサイトに掲載しております。

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ビザンチン 十字MHΔAモノグラム リング 

国名ビザンチン 年代6世紀〜7世紀 素材ゴールド サイズ1、3cm 6、3g 20号 価格はサイトに掲載しております。

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ガロ ロマン 3世紀 バッカス インタリオ リング
国名ガロ ロマン  年代3世紀 素材ハイキャラットゴールド パートドヴェール サイズ9号 価格はサイトに掲載しております

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鑑定書付き天然 10ct ブラックオパール アールデコリング 「夜」
国名フランス 年代1920年頃 素材10ct ブラックオパール ダイヤモンド プラチナ  サイズ1、8cm×1、6cm 7号 7、3g
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R.LALIQUE ラリック アールヌーヴォー メンズゴールドリング 「アンドロメダ」

国名フランス 年代1902年〜1904年 素材シェル 18k サイズ1.9cm 17号
価格はお問い合わせ下さい。 作者R.LALIQUE
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13世紀 サファイヤ リング

国名フランス又はイギリス 年代1250年〜1300年 素材おそらくセイロン産のサファイヤ ハイキャラットゴールド
サイズ20号(サイズ変更不可) 1cm 3.2g 価格はお問い合わせ下さい。
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12世紀 テヴェレ川のガーネットリング

国名イタリア 年代12世紀後半 素材カボッションガーネット ハイキャラットゴールド サイズ0.9cm 13号
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18世紀リング Mon cœur est à elle
国名フランス 年代18世紀中期 素材シルバー サイズ1cm 15.5号 2.3g
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ビザンチン シルバー マリッジリング 〜アルファオメガ〜
国名ビザンチン 年代4〜5世紀 素材シルバー サイズベゼル1cm リング幅5mm 6g 26号
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細密画リング Charles Louis Auguste Fouquet de Belle-Isle(シャルル・ルイ・オーギュスト・フーケ・ド・ベル=イル)
国名フランス 年代1760年頃 素材 象牙 18k サイズ 2cm×1,8cm 19号 4,8g
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1600年 9石のステップカットダイヤモンドの古の指輪

国名フランス、スペイン、フランドル 年代1600年 素材ステップカットダイヤモンド ブラックエナメル ゴールド サイズ10号 1.2cm 4.7g
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オフィーリアの指輪
国名フランス 年代1909年3月11日 素材18k サイズ15号 1cm 11.5 g
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ヴェネチアカーニバルの思い出 リング

国名イギリス 年代1750年〜1770年 素材ガーネット ダイヤモンド シルバー 18k サイズ9号 1cm 2.6g
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ルネサンス シルバー リング 指輪

国名イタリア 年代16世紀後期 素材シルバー サイズ18号 1cm×1.1cm
価格 サイトに掲載しております。
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中世 ゴールドリング

国名フランス ノルマンディー 年代14世紀 素材18k~22k
サイズ22号(変更不可)ベゼル1.7cm×1.6cm シャンク1.2cm~0.6cm 13.1g
価格価格はお問合せ下さい。
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モーニングジュエリー リング 指輪

国名イギリス 年代1786年 素材18k 細密画 ガラス 髪 サイズ13号 3.1cm×2cm サイズ変更可能
価格はサイトに掲載しています。
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WIESE ゴールドリング
国名フランス 年代1880年〜1890年頃 素材18k サイズ1.7cm 7.4g
価格はお問い合わせ下さい。 作者WIESE
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17世紀 磔のイエス 祈りの指輪
国名ヨーロッパ 年代17世紀 素材水晶 エナメル 18k サイズ1,1cm 厚み0,7cm 約16号
価格はサイトに掲載しております。
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国名フランス 年代18世紀 素材ローズカットダイヤモンド シルバー 18k
サイズ1.4cm 4g 14.5号
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